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2005年11月28日(月) 中田英寿コラム 7
ボルトンのフォーメーションに疑問   VSフルハム戦
昨日のフルハム戦、中田英寿はまずまずのプレーを見せたと思うが、ボルトンのフォーメーションには疑問が残った。

プレミアリーグ・ボルトンは、アウェーでフルハムと対戦。
中田は、4−3−3の左ウイングで先発。(ボルトンは、4バックと、中盤の底のフェイエと、センターフォワードのデービス以外の4人は比較的自由にプレーできるので厳密にこのポジションということはできないが、一応記述。)

結果は、1対2でボルトンは破れたが、非常に奇妙な試合だった。試合を見ていた人は分かると思うが、ボルトンは、みんな動きが重かった。(UEFA杯の影響だろうな・・・)。そんな中でも、試合を支配していたのは、終始ボルトンだったが、
マクブライドの美しい2ゴールが決まって劣勢の展開となってしまった。2失点とも、CBとGKの連携のまずさをつかれたもので、普段は素晴らしいプレーを見せる、ヤーシュケライネンの飛び出しがいまひとつ遅かった。

久々のプレミアでのゲームとなった
中田だが、まずまずの出来。前目に位置した影響からで、ゴール前に飛び出してボールを受けようとすることが多かった。周りのサポートがなく孤立していたが・・・。

今日のボルトンの出来がよくなかった原因は、前述の疲労の影響に加えて、
アラダイスの先発メンバーの選考にもあったと思う。まず、これまでにも何度か言っているが、フェイエ、スピード、ノーランの中盤では、ゲームメークができないため、どうしてもロングボールが多くなってしまう。(私にはスピードの良さが全く理解できない。)これまで、中田がいいプレーしたのは、ほとんどが、中盤の3枚の位置に入ったときだ。ウイングの位置でのプレーでは、どうも窮屈そうにプレーしている印象が残る。(3トップだが、勝手に2トップ+トップ下的な布陣にして、攻め込むのもありだと思うが、これはもう少し信頼を勝ち取ってからだろうな。)これまで、週替わりでメンバーを代えているが、これから先は、中盤は、フェイエ、ノーラン、中田で固定していいと思うが。

ウイングに入った、ディウフは、この試合も、突破を試みては、相手にボールを奪われるというプレーを繰り返していた。チャレンジ精神は買えるが、いいときのディウフを知っているだけに、もっともっとできるだろうという印象だ。ウイングの位置に、オコチャを入れても面白いと思うが、アラダイスはなかなかそういう起用はしないので、ヤンナコプーロスとディウフに頼るしかないのか・・・。


まあ、同等クラスのチームにアウェーで敗れたのだから、それほど落胆することもないと思う。次の試合に期待。