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2005年11月8日(月) 中田英寿コラム 6
中田英寿 途中出場で勝利に貢献   VSトットナム戦
ボルトンは、好調のトットナムと対戦。中田は、怪我なのか、疲労なのか、とにかくリーグ戦では久々にベンチスタート。ノーラン、スピード、ガードナーの中盤で、ヤンナコプーロス、デービス、ディウフの3トップが先発。トットナムはエジプト代表のミドとイングランド代表のデフォーの2トップ。

前半は、若干トットナムのペース。オコチャと中田を欠くボルトンの攻撃は、ロングボールをデービスに当てるか、ディウフがドリブル突破を図るくらいしか攻撃ができない中、トットナムはアウェーながら、ジェナスやダービッツを中心に細かくつない組み立てを行う。左サイドバックのイ・ヨンピョも、堅実なプレーで、攻撃のアクセントになっていたが、2トップの動きが今ひとつで、シュートシーンに持っていけない。そんな中、先制したのはボルトン。デービスが落としたボールを、ノーランが豪快にミドルを蹴りこんで先制。好調が続くノーランは、視察に訪れている、エリクソン・イングランド代表監督の前で、この上ないアピールになった。今のイングランド代表に最も必要なタイプの選手だと思うが、それでもランパード or ジェラード or ベッカム or ジョー・コールを外して使うことは、難しいだろうな。そのすぐ後、トットナムはデフォーが裏に抜け出してシュートを決めるも、きわどい判定でオフサイドとなり、ノーゴール。前半は、1対0で終了。

後半3分、デービスに代えて、ボルゲッティを投入、そして、14分にはヤンナコプーロスに代えて中田を投入する。中田のポジションは、そのままヤンナコプーロスのいた左ウイングの位置に入る。この日も、相変わらずシンプルで正確なプレーを披露して、ボルトンのリズムを作る。また、守備でも大きく貢献しており、チーム内での存在感は際立つ。トットナムは、ミドのシュートがポストをたたくなど運にも見放されて得点は奪えずに1対0で終了。ボルトンは、3位に浮上した。

1対0で勝つという、ボルトンらしい試合だった。この勢いが続くと面白い。中田は、相変わらず調子が良さそう。代表でも期待したい。