いよいよ中田がプレミア初先発。フォーメーションは４−１−４−１で、中田は前目の攻撃的ＭＦだが、完全に中盤は流動的で、相当に自由を与えられている印象だ。

試合の方は、前半２５分にボルトンがセットプレーからデービスが折り返したところにノーランがオーバーヘッドで決めて先制する。その後も、終始試合を支配し、逃げ切った。

この日のボルトンは、いつもスタメンのディウフとヤナコプーロスという、ウイングタイプの選手がベンチスタートで、お得意のロングボールガンガンのサッカーではなくて、オコチャと中田を中心としたショートパス主体のゲ−ムメークとなったが、これが、中田には幸いした。中田はシュートを５本放つなど、積極的にプレーしフル出場を果たした。

プレミア初先発となったが、心配されたプレミア特有のスピードある展開にも完全に対応できていたし、
運動量も切れも問題なかったと思う。また、ヤナコプーロスがいなかったこともあり、コーナーキックやフリーキックも任されており、すでに相当の信頼を勝ち取っている模様だ。また、６７分にデービスに出した完璧なスルーパスや、８５分に左サイドの組み立てからピーターセンに出した絶妙のヒールパスなど随所にらしいプレーがでていた。もう、初ゴールも初アシストも時間の問題だろうね。（フィオレンテーナ時代の不遇な時期から抜け出せてよかった。）

これから期待は、中心選手のオコチャとのコンビネーションがもっとよくなればもっと面白い攻撃になると思うので、コンビネーションを磨くことくらいかな？不安な要素としては、デービス、ボルへッティ、ー、ヤナコプーロス、ディウフと優れたフォワードがいる割には、ベンチに座っている人が多く、十分に生かしきれていないということ。それさえ、改善できれば、チェルシーはほっといて、マンＵやアーセナル、リバプールとなら十分いい試合ができると思う。目指せ、チャンピオンズリーグ！