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2006年3月5日(日) 中田英寿コラム 16
中田英寿 途中出場するも途中交代させられる VSニューカッスル戦
ボルトンの中田は、アウェーのニューカッスル戦ではベンチスタート。先週日曜日に、フルハム戦を戦って、中一日で日本代表の試合をこなした、疲労を考慮してのベンチスタートか。

さて、アラダイス監督としてはこの試合で中田を使うつもりは無かったと思うが、オコチャの怪我ということもあり、前半17分からの途中出場でいきなり出番が回ってきた。ポジションは、中盤の前目の位置。
押され気味の展開の中、ボルトンは中田が入ってリズムをつかむと、中田のクロスからノーランが決定機を迎えるも、シュートはポスト。

その後は、ニューカッスルの一方的な展開。34分にソラーノの直接FKで先制すると、ロスタイムにはシアラーのヘディングシュートで追加点。後半25分にも、セットプレーからアメオビのゴールで突き放す。ボルトンは、72分にデービスが押し込んで1点を返すが焼け石に水。ニューカッスルが3対1で完勝した。

一言で言うと、この試合はセンターフォワードの差に尽きる。ニューカッスルのセンターフォワードのシアラーは、前線で基点となりつつも、重要な場面では必ずシュートの打てる位置にいて、相手DFの脅威となっているが、ボルトンのセンターフォワードのデービスは、すぐに右サイドに流れてしまう癖があるので、前線でターゲットになれない。当然、プレーヤーとしてのキャパはシアラーとは比較にならないが、それでも、CFが必要な位置にいないと、チームとしてどう攻撃するのかぼやけてしまう。(デービスは、今シーズンほぼフル出場をしていて、3点だけ・・・。)サブには、世界的クラスのCFのボルゲッティ(メキシコ代表)がいるにもかかわらずデービスを優遇している理由は、デービスの強さと献身的なプレーを評価してのことだと思われるが、あまりにもひどすぎる。

この試合の中田は、前半17分に途中出場したものの、チームが大敗して敗色濃厚となった後半30分に途中交代。なんとも、不完全な試合になってしまった。モヤモヤした試合だったので、このへんで。