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2006年1月16日(月) 中田英寿コラム 12
中田英寿 不運なプロ初退場 VSブラックバーン戦
ブラックバーン戦で、ボルトンの中田は久々の先発出場。フォーメーションは、4−4−2と4−3−3の中間で(ヤンナコプーロスの位置が微妙)、中田は、中盤の前目でプレーした。

まずは、退場のシーンから。この時間帯まで、ダービーということもあり、いつも以上に両チームが熱くなっていて、激しいプレーが続いていた。特にボルトン側はファールが多くなっていて、いつ退場者が出てもおかしくない状況。そんな中、よくボールに絡んでいた中田が、たまたまターゲットになってしまった。結局、試合をコントロールするだけの力量のないレフェリーは、試合が壊れないようにするためにカードを乱発するが、その結果、さらに試合が壊れてしまう、そんな悪い見本のような試合だった。確かに、アフター気味のタックルだったが、故意にファールにいったのか、避けきれずにいってしまったのかくらいは、見抜いてほしかった。

まあ、退場シーンは不運だったとしかいいようがないが、それまでの時間帯で、中田がいいプレーをしていたのは、事実。相変わらず、判断よくパスまわしに参加してリズムを作っていた。ただ、ボルトンに以前のようなダイナミズムがまったくないのは気がかり。うまくいっていたのは10月下旬から11月半ばまでで、ちょうど、中田が中盤でいきいきとプレーした時期と重なる。うまくいっていたその状況を、アラダイス自ら壊してしまった、そんな印象が残る。

気負いもあったが、中田の状態は、前の試合(FAカップ)より良かった。この人に関しては、まわりがあれこれ考えて、心配するだけ無駄なのかもね。