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2006年1月15日(日) 中村俊輔コラム 9
先制FK 熱狂のセルティックパーク VS キルマーノック
ロイ・キーン待望のリーグデビュー。ロイ・キーンのいないマンチェスターダービーが終わっての、すぐ直後の試合。ポーランド代表のズラウスキーが久々の先発で、マローニが左サイドハーフに下がり、キーンは、センターバックで出場。

開始早々、いきなり中村俊輔に見せ場。右45度、25メートルくらいのもっとも得意なエリアからのキックは、美しい軌道を描いて、ゴールネットに突き刺さり、リーグ4点目となった。セルティックは、さらに15分。ペトロフが倒されてPKを獲得すると、マローニが決めて追加点。

それにしても、セルティックはきれいなサッカーを展開する。仕掛けの中心は、右の中村と左のマローニ。この二人は、よほどのことがない限り、ボールを奪われず、さらに局面を打開できる。ハートソンとズラウスキーは、なかなか本来の力が出し切れていないが、構成力は素晴らしい。

問題はDF。注目のキーンは、この試合では、センターバックに入ったが、イマひとつ。ユナイテッド時代から、センターバックでプレーした試合では、そんなにいいイメージはない。持ち味が出るのはやはり、中盤の底。ただ、不動のレノンがいるので、当分は、センターバックでの出場かと思われるが。まあ、デビュー戦なんでね・・・。

キーンのミスから同点に追いつかれるが、それもつかの間、コーナーから、マクマナスのゴールで勝ち越し。さらには、ズラウスキーにも得点が生まれて、4対2で勝利した。

この試合の中村俊輔は、MOMを獲得。ほとんど、ミスはなく、文句のつけようのないプレーだった。あえて注文を言うと、守備で下がりすぎていることかな。見ているファンとしては、下がらずに、(守備はほどほどもいいから)より攻撃で力を発揮してほしい。そう思いたくなるくらい、今日は、運動量豊富で、守備でも貢献をしていた。

FKは、パーフェクト。久々に、蹴る前からゴールを確信した。それくらい、予感のあるゴールだった。

それにしても、面白い試合だった。セルティックパークがいつも満員になる、その理由がよく分かる試合だった。