トータルフットボール 別館

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2005年11月7日(月) 中村俊輔コラム 6
セルティック快勝    VS フォルカーク
スコットランド・プレミアリーグ第14節、セルティックはアウェーで、ファルカークと対戦。中村俊輔は、この日も4−4−2の右の攻撃的MFで先発出場。怪我のビーティーに代わって、ハットソンと2トップを組むのはスコットランド代表に選ばれたマローニ。前節ゴールを決めたマッギーディが左の攻撃的MF。

ポーランド代表のズラウスキー、スコットランド代表のビーティーがいない状況で、実質第6フォワードの存在でなる19歳のマッギーディが先発だった、なかなか面白い選手。ボールを持てばスピードあるドリブルで、左サイドを突破して、チャンスメークを行う。レノン、ペトロフ、中村のそろう中盤は相変わらず好調で、開始からセルティックペースで進むが、ターゲットとなるべき大黒柱のハートソンの動きがいまひとつで決定機は作れない。18分には、左サイドから流れたボールが、ゴール前中村の目の前にこぼれてきたが、ディフェンダーが何とかクリアしてゴールならず。30分には、ゴール左30メートルほどの距離でフリーキックを得るも、中村のシュートはやや力が弱くキーパーが難なくキャッチ。36分にも、相手ボールを高い位置で奪って、中村がドリブル突破から右足でシュートを放つもキーパー正面。ようやく入った先制点は、41分。レノン→カマラ→マローニとつないでのゴール。左サイドからレノンが、攻めあがったカマラにぴったりとパスを通して、そのカマラからのグラウンダーの折り返しをマローニが押し込んだ。追加点は2分後。カウンターからマローニがドリブルで切り込み、ためて様子を伺った後、左サイドのマッギーディへパス。マッギーディはボールコントロールして、右足で振り抜いてシュートを放つと、そのボールはゴール中央に突き刺さって2点目。今日のセルティックは、ハートソンが前線で全く基点になれていないが、全体の動きはまずまずで、右サイドの中村がポジションチェンジをして中央に進出することで生まれるスペースを、右サイドバックのテルファーが効果的に使えていた。

後半はダレタ展開。追加点が入ったのは、67分。左サイドからマッギーディがカマラへスルーパスを通して、折り返しをマローニがシュートし、キーパーがはじいたボールをハートソンが蹴りこんだ。結局は、3対0で危なげなく終了した。

今日の中村俊輔だが、ゴール、アシストもなかっただが、まずまずの出来だった。欲をいえば、格下相手の試合では、分かりやすい結果を出してくれるといいと思うのだが・・・。まあ、2点リードしたらリストレスのサッカーになってしまうので、仕方ない面もある。シーズン序盤は、セルティック自体の調子が悪かったので拮抗した試合が多かったが、最近は大勝できる試合が増えてきているため、逆に楽にサッカーができていて、中村自身のためにはならないかもしれない・・・。難しいところだ。