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2005年10月16日(日) 中村俊輔コラム 5
スコットランドリーグ首位攻防    VS ハーツ
スコットランドリーグ・首位攻防戦、セルティック対ハーツの一戦。中村俊輔は、4−4−2の中盤、右サイドの攻撃的ミッドフィールダーで先発出場。

序盤は、ハーツがペースを握るが、先制したのはセルティックで、13分に右サイドの中村俊輔がファーへのクロスを送ると、その折り返しをビーティーが決めて先制する。すかさず、ハーツは、16分に、裏へのスルーパスの処理にもたついたセルティックのGKボルツをミスをついて、ハーツのスカチェルが無人のゴールに押し込んで同点とする。その後は、ややセルティックが押し気味に試合を進めるが、ハーツも粘り強く戦ってドローで終了。ハーツが首位を守った。

今日の中村だが、中盤はトンプソン、レノン、ペトロフといった、献身的なプレースタイルの選手と組んだことで、攻撃面で持ち味を発揮できるかと思ったが、どうもポジションが低めで、ゴール前でチャンスに絡めなかった。いつものようにサイドへの展開力の高さは見せていたが、もっとゴール前に侵入して、チャンスに絡んでほしいかった。セットプレーも、ほとんどがトンプソンが蹴っており、まだまだ、信頼感を高める必要がありそうだ。

この試合は、世界各地で代表ゲームが行われており、セルティックのメンバーの多くが代表に呼ばれており、そのあたりは差し引いて考える必要があるだろうが、チームとしてもよくなかった。特に、ポスト役のサットンが基点になれずにいたので、不調が伝えられるハートソンの復調が待たれるところだ。