トータルフットボール 別館

本サイトは、サッカーコラム トータルフットボールの管理人のじじが運営する、日本サッカー&日本代表応援サイトです。

2006年2月9日(木) 中村俊輔コラム 10
先発出場 俊輔の課題は・・・ VS キルマーノック
中村俊輔は、フォルカーク戦で右サイドで先発出場。ボランチで出場したロイ・キーンとの連携がどうなのか、そして、ハートソンの代わりに初めての先発出場のダブリンのプレーが注目ポイント。

立ち上がりからセルティックの攻撃は、ホントにスムーズ。この流れを作っているのが中村とマローニ。右サイドの中村は、右ボランチのロイ・キーンと、右サイドバックのテルファーとのコンビで何度もチャンスを作る。中村は、タメを作るべきところと、簡単にはたくところの判断が的確。相手のマークが集中すると、簡単にはたいて、キーンやペトロフを使って攻撃の組み立てを任せて、自分は前線に進出する。逆サイドのマローニは、対照的に、自らドリブルで切れ込んで仕掛けるのが持ち味。

先制はセルティック。キーンの強烈なミドルシュートが相手に当たってコースが変わって入るラッキーなゴール。さらに45分には、マローニの左からのクロスを、バルデがつないで、最後は、マクマナスが決めて追加点となった。後半、フォルカークが1点差に追い上げるも、なんとかセルティックが逃げ切った。

ヘラクレスの試合の後だと、セルティックの攻撃のよさが分かる。プレスをかけられても、中村かマローニにボールを預ければしっかりとキープしてくれるのでボールが落ち着くし、リターンをもらった周りの選手は、比較的フリーの状態でプレーできる。だから苦し紛れのパスはほとんどない。

この試合を見た限り、中村の調子はよさそう。サイドでボールを持って仕掛けたときに、相手は相当に突破を警戒しているので、パスを選択したときに成功しやすいし、シュートチャンスを作りやすい。周りから完全に信頼されているので、ほしいタイミングでパスが回ってくるので、やりやすいと思う。

課題は・・・、今のところは、特になさそう。